2022/01/04 コラム

間もなく発売!日産アリアの生産工場に潜入。栃木工場の「ニッサン インテリジェント ファクトリー」が最新鋭過ぎた!

●アリアは539万円からの設定



■リモート設備メンテナンス <①次世代のクルマへの対応>

新工場には、各工程で多くの機器、ロボットが存在しており、非常に複雑で高度な設備やシステムになっている。設備を安定して稼働し続けるために革新的な取り組みを考え続け、構想から2年をかけて実現したのが「集中管理室」である。高度な自動化設備を運用するため、最新のIT技術を使い、情報を一元化することで設備故障の予知・予防や効率的な保全を実現した。



従来は設備の故障が発生すると1つ1つ状況を調査し、場合によっては故障判断ミスによるやり直しが起こる場合があった。新しいシステムでは、集中管理室から遠隔支援するのが特徴である。現場の保全員はタブレットPCやウェアラブルグラスカメラなどのITデバイスを持ち、集中管理室と情報を共有。集中管理室から最適な復旧方法を保全員に指示することで、稼働までの復旧時間を30%削減した。ちなみに、故障は1日数回程度発生することもあるという。

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最新鋭の工場で生み出される日産の新世代EV、アリア。一般道を走る姿が待ち遠しい。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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