2021/12/17 ニュース

ホンダ、第19回「子どもアイディアコンテスト」最終審査会をオンライン開催

2021年12月11日、小学生向けにホンダが主催する「子どもアイディアコンテスト」の第19回最終審査会がオンラインで開催された。
 
これは、子どもたちの「未来にあったらいいな」と思うアイディアを作品にするコンテストで、ホンダが大切にしている「夢を持つこと」や「ものづくりの楽しさ」を子どもにも伝えたいという思いから2002年から開催されている。
 
今回は全国から1万1868作品の応募があり、小学校1年〜3年の低学年の部、4年〜6年の高学年の部からそれぞれ10組がプレゼンテーションに臨んだ。
 
子どもたちのアイデアは「なかなかお風呂に入れない病人や高齢者のための濡れないシャワー」「赤ちゃんができてなかなか買い物に行けないお母さんのためのスーパー冷蔵庫」といった身近な人の困りごとを解決するものから、災害やエネルギー問題といった地球規模の課題に向き合うものまで多彩。
 
SDGsが高まりを見せるなか、自然破壊をしない、ゴミを出さないクリーンエネルギーが活躍する未来を描いた作品が多く、持続可能な21世紀を作りたいという意識を感じた。
 
HONDA_KODOMO
●ズバリSDGsをタイトルにした作品も。その名も「エスディジー(SDGs)つえ」
低学年の部 宮崎辰瑠さんの作品
 
最優秀賞に選ばれたのは、低学年の部が福井伊織さんの「おめめおたすけトンボちゃん」、高学年の部が山本希未さんの「貧乏ゆすりが地球を救う!」。
 

HONDA_KODOMO
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●福井伊織さんの作品「おめめおたすけトンボちゃん」
トンボ型ロボットが目の不自由な人の支援をするというアイデア。複眼であるトンボの視野の広さを帽子で表現したアイデアが光った。この作品はキッズ大賞も受賞。
 

HONDA_KODOMO
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●山本希未さんの作品「貧乏ゆすりが地球を救う!」
お父さんの貧乏ゆすりに着目し、学校で学んだ磁石の知識と結びつけ、地球のエネルギー問題を解決するアイデアを提案した
 
他の受賞者は下記のとおり。
 
優秀賞
低学年の部 「音楽パワーで走る自動車」前田朔矢さん
      「大雨の水を水のない所へ・・・『お水をとどけるゾウ』」平澤一真さん
高学年の部 「星空のきれいな街」森悠仁さん
      「地震の被害をおさえる花」小西結花さん
審査員特別賞
「エスディジー(SDGs)つえ」宮崎辰瑠さん
「こどもSOS『レスキューアリくん』」和田啓義さん
「ANYONE WORKERヒトトクラスくつ」中村菫さん
キッズ大賞
低学年の部 「おめめおたすけトンボちゃん」福井伊織さん
高学年の部 「お家で資源に!」山本実乃さん/山本多未さん
 
コロナ禍で学校が休みになるなど試練のあるた今だからこそ、課題に向き合い、考えて発表するという挑戦をした子どもたち。この経験がきっと将来の糧になるだろう。
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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