2021/10/25 ニュース

初代NAのようなヒラヒラ感を…ND史上最軽量、ロードスター990Sをサプライズ出展|軽井沢ミーティング|

●ロードスターはやっぱり軽さが命!

2021年10月24日に開催されたロードスター軽井沢ミーティング。その場でファンに向けてサプライズ出展されたのが、ロードスター990Sだ。「990S」の読み方は、「キュウキュウマルエス」。12月に予定されているロードスターの一部改良とともに幌車に追加される特別仕様車で、デリバリーは年明けを予定している。

990Sは、Sグレードをベースに軽さを追求。目指したのは初代NA型のヒラヒラ感だ。その重量は、カタログ値ではSグレードと同じ990kgだが、足まわりの軽量化によって車検証上はSグレードよりも軽くなっているという(届け値は10kg刻みのため、カタログでは同じ車重になる)。

【画像】青い幌が斬新!軽量感際立つ「990S」を写真で見る

足まわりには、レイズの鍛造ホイールを装着。これは、30周年記念車と同じもので、1本あたり800gの軽量化を実現。1台分だとマイナス3.2kgとなっている。また、ブレーキキャリパーはブレンボ製となり、ブラックに青文字が新鮮。ブレーキローターも大型化されるため重くなるが、ホイールの軽量化で相殺されているという。

もともとSグレードにはスタビライザーがなく柔らかな足まわりを特徴としていたが、今回はサスペンションとダンパーを専用チューニング。さらに柔らかめのセッティングに…街なかでは驚くほど柔らかい乗り味とのことだ。

となると「ワインディングなどで大丈夫?」と思う人も少なくないはず。じつは一部改良を期に、新たな車両安定化技術を投入。コーナリング時にリヤの内側に少しだけブレーキをかけることで、素直で自然な旋回姿勢を生み出すという。この車両安定化技術は、990Sだけでなく全車に搭載される。また、電動パワーステアリングの制御も変更されている。

ちなみに車両安定化技術の制御は、VSCをオフにすることでキャンセル可能だ。

そして外観にも特別感が。ND型として初となる、ネイビーブルーの幌を専用装備。さらにインテリアでは、エアコンルーバーにブルーの差し色が入り、オプションのフロアマットには青色の縁取りが施されたロゴを新設定。軽快なイメージを訴求するため、青系のカラーでコーディネートされている。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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