2021/10/20 新車

ハイエース対策の豪華仕様も! 日産キャラバンがマイナーチェンジを実施…7速ATを採用

Vモーショングリルのデザインが変わった!


■7速化で静粛性は明らかに向上



キャラバンのグランドプレミアムGX(2Lロング標準ルーフ)でテストコースを走ると、従来モデルより大幅に静粛性が向上していることに驚かされた。2Lエンジンは排気やエバポ規制に対応した小変更にとどまる一方、トランスミッションは従来5速だったATを7速に変更している。



日産のFR用7速といえば、フーガやスカイラインのものか…と思いきや。じつは今回キャラバンに採用したのは海外で活躍するクロスカントリーモデルのパトロール用のATだという。許容入力トルクは460〜470Nmというからかなり余裕があるトランスミッションであることがわかる(キャラバン改良後のエンジンのトルクは178〜213Nm)。これならばキャンピングトレーラーなどをトーイングするときでもATの能力に余裕があり、トラブルを起こしにくいだろう。

加速時と巡行時の静粛性の高さは、7速化によってエンジン回転数を低く抑えられた効果だ。感覚的にはミニバンに迫る静粛性を実現している(吸音材や遮音材は従来と同じ)。ちなみに100km/hでのエンジン回転数は約2200。従来の5速は2400から2500回転だったから、かなりエンジン回転を抑えているわけだ。120km/h走行時の前席の騒音レベルは、従来モデルに対し1.4デシベルも下がっているという。

ドライバーWeb編集部

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