2021/10/18 ニュース

トヨタRAV4のハイブリッドに待望のアドベンチャー顔!…価格は約380万円!? 

●ハイブリッドよりもガソリン車が人気だったRAV4


■CO2削減のための第一歩



話を戻すと、アドベンチャーがダイナミックトルクベクタリングAWDを理想とした点からすると、HV+E-Fourの搭載はお客様ニーズに応えるための妥協ということになるが…。

この点を、開発を指揮した佐伯禎一さん(現SUV事業性チーフプロジェクトリーダー)に突っ込むと、いわく「RAV4の将来に向けた一手」。

RAV4は昨年PHVの発売で電動化が強化されたが、フロントフェイスが2段グリルの標準タイプがベース。アドベンチャーはこのHVが初の電動化であり、将来のカーボンニュートラル実現に向けた新しいステップだという。確かにRAV4シリーズ全体でCO2排出量をさらに削減するなら、ガソリン車よりHVの販売比率を高める必要がある。

世界的な半導体不足やコロナ禍といった不安定要素で、国内の導入時期はまだ明言できないとか。それでも「(2021)年内には何とか発売したいと思ってがんばっています」(佐伯さん)というから、期待していいはずだ。現在のハイブリッドGとG“Zパッケージ”の価格差(49万円)からすると、値付けは380万円あたりか!?

〈文=戸田治宏 写真=澤田和久〉

ドライバーWeb編集部

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