2021/09/07 新車

どんなフィールドにも、新型フォレスターで心と気持ちを解き放て。

3年目にして大幅改良を実施したフォレスター。スバルデザインの新章「BOLDER」を体現するフェイスリフトに目が行くが、走りの楽しさや快適性、安全・安心性能など、じつに細かくしっかり造り込んできた!


 
2018年に登場した5代目のフォレスター。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)採用によって動的質感を飛躍的に進化させ、躍動感や塊感を表現する「Dynamic × Solid」デザインにより、走る楽しさや冒険心をくすぐるSUVに仕立てた。同時にクルマがドライバーを見守る「ドライバーモニタリングシステム」や、スバルの電動化技術「e-BOXER」を投入するなど、新たな価値を盛り込んだ。

スバルでお約束の“年改”を経て“アプライドD”となる今回は大幅改良を実施。2021年6月に先行公開された写真で見た目の変化に目を奪われた人も多いと思うが、じつは細かい所まで多くの改良が施されている。

FORESTER

BOLDERの「FIELD」感

とはいえ、見た目の“変化しろ”は気になるところ。フォレスターのフェイスリフトは、新型レヴォーグの登場により、スバルのデザインアプローチが前進したことが大きい。

フォレスターの新たな顔も、スバルが提供する「安心と愉しさ」を伝えるデザインコンセプト「Dynamic × Solid」を進化させた「BOLDER(ボールダー)」を採用。これは「お客様に提供する価値や、クルマそれぞれが持つ個性を、より大胆に際立たせる」という思いを込め展開するもので、「SPORTS」、「JOURNEY」、「FIELD」という3つの非日常の世界観で構成。

フォレスターには、自然の中で心と身体を解き放つ気持ちよさを表す「FIELD」の世界観を強化したデザインを与えているという。
 

FORESTER
●Advance

立体感と面の広さを強調

具体的には、ヘキサゴングリルを大型化したほか、ブラックカラーのグリル枠を採用。また、ヘッドライトに内蔵するターンランプをLED式として小型化。さらにフロントバンパーは15mm延ばされ、立体感を強調しながら“面”で見せる構成とした。これらによって、SUVらしいたくましさを際立たせている。ちなみにアプローチアングルが21.4度(スポーツは21.3度)と、従来型よりも拡大。悪路走破性も高めた。

LEDフォグランプ&カバーは、フロントグリルに合わせた横方向への広がりと、サイドに連続する“流れ”を感じるデザインとしている。TouringとAdvanceはメッキ加飾で、さらなる上質感を演出。

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●X-BREAK

アクティブ感を持たせたX-BREAKは、タフさを強調する専用仕立て。レッドオレンジ加飾がアイキャッチとなるのは従来型同様だが、ブラック加飾部には、見た目だけでなくキズが目立ちにくい幾何学テクスチャーが施されるほか、丸形6連LEDフォグランプを専用で装備する。

このほか、ルーフレール(X-BREAKに標準、他グレードはオプション)には、これまで一部グレードのみに設定していた、フロントとリヤのレッグに直接ロープやベルトが結び付けられるループホールを全グレードに拡大展開。利便性を高めた。

外板色は、アウトドアでのアクティビティに映えるグリーン系2色とブロンズカラー1色を加え、全10色を用意。X-BREAKはオレンジ加飾が映える4色(ホワイト/ブラック/シルバー/グレー)の設定だ。
 

EXTERIOR Check!

[X-BREAK]
FORESTER 


[SPORT]
FORESTER
FORESTER
●SPORTは、スポーティモデルらしいピアノブラックとグレーのダークトーンコーディネートを従来型より継承する

 
[Advance/Touring]
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●Touring(左)とAdvance(右)はフォグランプカバーにメッキ加飾を採用し質感を高めている。写真左のTouringのボディカラーは新色のカスケードグリーン・シリカ

FORESTER
●ルーフレールは、一部グレードのみに設定していたロープホールを全グレードに拡大展開。X-BREAK以外はオプションとなる。カラーはAdvanceがシルバー塗装で、ほかはブラック塗装となる

ドライバーWeb編集部

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