2021/09/06 新車

カローラアクシオ/フィールダーが改良…旧型なのになぜ販売を続けるのか

●じつはとある分野で人気車種になっていた!



新旧併売…なぜまだ販売を継続するのか?



新(12代目)旧(11代目)併売が始まってから2年が経過し、そろそろ旧型のアクシオ/フィールダーもお役ご免かと思いきや、今回一部改良もあったように、そうでもなさそうなのである。

少なくとも、アクシオについては当分の間はなくなりそうもない。その理由は、アクシオがコンフォート教習車の後継として2018年2月に登場した教習車「トヨタ教習車」のベースになっているからである。トヨタ教習車は2020年(1〜12月)に約1000台(CVT車約680台/MT車約320台)の販売実績があり、コンスタントに売れている。タイ製のマツダ2セダンをベースとした「マツダ教習車(2020年に599台を販売)」を抑えてカテゴリートップである。トヨタにとっては、ある意味で“インフラ”を担うことから社会貢献の一環としても重要な車種でもある。


●カローラアクシオがベースのトヨタ教習車

したがって、教習車が存在するうちは、アクシオは生産終了にならないはずである。なお、2020年10月から21年3月までの月平均登録台数はアクシオが760台、フィールダーが1310台とこちらもコンスタントなセールスをマークしている。フィールダーもアクシオの2倍近く売れており、販売は順調と言ってもいいだろう。ビジネス向けがメインだが、一般ユーザーでも駐車場の兼ね合いで5ナンバー車が必須という方にはなくてはならない選択肢。1日でも長く作ってほしいものである。

※トヨタ教習車についても2021年9月6日に一部改良を実施。カローラアクシオ同様にオートライトシステムを標準装備としたが、トヨタセーフティセンスの改良については実施していない。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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