2021/05/20 コラム

不幸なオッサンの前に女神が? 葉月美優×ジープ ラングラー【それいけ!温泉ガール妄想記:第8回】

●葉月美優×ジープ ラングラー

何かとストレスの多いこの世の中。気分だけでも温泉に浸かりたい…というわけでお届けする「それいけ!温泉ガール妄想記」。今回の“温泉ガール”は、モデルでタレントの葉月美優さん、相棒はジープ ラングラー。前回に続き、第二話である。



ユヴァル・ノア・ハラリ著『ホモ・デウス』によると、人類が今後追い求めるのは「不老不死」と、もうひとつは「幸福」であるという。

言われて見ればまったくもって当然のことだ。



なにせ、不老不死ならそれで自動的にシアワセになれるわけではない。
若いまま永遠に生き続けたところで、モテないカーマニアは一生モテないカーマニアのままだとすれば、不老不死によってむしろ不幸が延長されるだけだ。



近い将来、内燃エンジン車がこの世から消えればなおさらのこと。旧世代型カーマニアは、内燃エンジン車という唯一のヨロコビも奪われて、永遠の不幸が続く。これが地獄の責め苦でなくてなんだろう。

だいたい幸福というものは、追い求めればきりがない。どんどん金持ちになり、どんどんモテモテになったところで、人類は決して満足することはないのだから、幸福のハードルは高まる一方だ。



幸福のために最も必要なもの。それは不幸である。
不幸があるからこそ、幸福は輝く。谷がなければ山がないのと同じだ。幸福になるためには、絶対的に不幸が必要なのである。

その点、オッサンは絶対的に有利である。
なにしろ、オッサンというだけで不幸なのだから、ちょっとしたことで幸福が感じられる。

今回私は、ジープ ラングラーで若い美女を迎えに行き、助手席に乗せて走った。そのうち若い美女は、河原で水着になった。
私はあまりの幸福に、失神しそうになった。



なぜ若い美女が河原で水着になったのか? 不幸なオッサンカーマニアを、神が憐れんで、金の斧を持って池から浮かんできてくれたのか?
真相はわからないが、こんな幸福は、人生に二度とないだろう。

【次回に続く】
【第一話はこちら】



■今回の“温泉ガール”:葉月美優さん

今回の“温泉ガール”を務めていただいたのは、モデルでタレントの葉月美優さん。本編中は構成上クールな表情が多いが、実は気さくでよく笑う。昨2020年からレースクイーンとしての活動もしているので、サーキットで見かけた人も多いのでは。プレイベートでは、クオーターのスーパースポーツ「ホンダ CBR250RR」を駆るバイク女子でもある。2輪関係の仕事にも積極的だ。

■“温泉ガール”の相棒:ジープ ラングラー

“温泉ガール”の相棒となったのは、ジープ ラングラー。2017年のフルモデルチェンジでは、駆動システムをフルタイム4WD化。3.6リッターV6に加え、2リッター直4ターボをラインナップに加えて話題になった。いわずと知れたオフロードの王にして、その「わかりやすさ」から女子ウケもいい!? ちなみに葉月さんは、2分割で簡単に外れるフロントキャビンのルーフに感心。すっかり気に入ってました。

■文:清水草一氏
モータージャーナリスト。大乗フェラーリ教教祖にして、高速道路研究家である。代表作は、『そのフェラーリください!!』https://www.shimizusouichi.com/

〈写真=ダン・アオキ ヘアメイク=有本昌代〉

ドライバーWeb編集部

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