2021/04/21 カー用品

ホンダのドライビングシミュレーターが今どき仕様にアップデートして発売

ホンダは、国内外の運転免許教習所などで利用されている安全運転教育用「ドライビングシミュレーター」を、最新車両装備の採用やソフトウェア設定項目の追加など機能を充実させて、日本国内で2021年4月20日に発売した。機器本体価格は313万5000円(搬送・設置費別)。

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今回のマイナーチェンジモデルは、2010年のフルモデルチェンジ以来の大幅改良を実施。「危険に対する認知や判断、予測能力を向上させる」というコンセプトはそのままに、最新のホンダ車で使用しているシートやステアリング、セレクトレバーなど、現代の車両に装備される仕様にアップデートした。
 
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また、ソフトウェアを「第一種免許普通用」に加えて、これまでオプション設定だった「第一種免許大型・中型用」、「第二種免許普通・大型用」を標準装備するなど機能を充実させながら、価格を従来よりも大幅に抑えた設定としている。
 
ドライビングシミュレーターは、ホンダが長年培ってきた安全運転のノウハウを生かし、実際の交通状況を想定しながら危険を安全に体験できる安全運転教育機器として2001年に発売。これまで国内外の運転免許教習所や研究機関などで活用されており、危険予測体験後の充実した振り返り学習機能や実際のクルマに近い運転感覚のある操作性で、利用者から好評を得ているという。
 
安全運転教育用シミュレーターとしては、ドライビングシミュレーターのほかにも、ライディングシミュレーターや自転車シミュレーター、四輪車の簡易シミュレーターも販売しており、幅広いモビリティの運転者を対象に、危険予測の能力や安全意識の向上を図っている。
 
ホンダは、1970年に安全運転普及本部を設立し、以来一貫して「人」に焦点を当てた安全運転普及活動を行っている。その取り組みの基本となるのが「人から人での手渡しの安全」と「参加体験型の実践教育」で、今回発売したドライビングシミュレーターは「参加体験型の実践教育」に欠かせない重要なツールになっているという。
 

[ドライビングシミュレーターのおもな変更点]
・「第一種免許普通用」、「第一種免許大型・中型用」、「第二種免許普通・大型用」のソフトウェアを標準設定
・パーキングブレーキに電動パーキングブレーキ(EPB)スイッチを採用
・プッシュ式エンジンスタート&ストップシステムを採用
・本体のディスプレイに鮮明で高画質な43型液晶モニター3画面を採用
・視認性を高めるデジタル表示のメーターパネルを採用
 
 
■販売計画台数(国内・初年度):50台
全国メーカー希望小売価格:313万5000円(搬送・設置費別)
 
■委託販売会社一覧 ( )内は販売担当地域
・新潟通信機株式会社
TEL:025-282-1800(全国)
 
・富士防災株式会社
TEL:03-3917-5613(全国)
 
・株式会社マネージビジネス
TEL:03-6429-9880(関東地区)
 
・G-NETテクノシステム
TEL:098-897-3063(沖縄県)
 

■ドライビングシミュレーターについての問い合わせ先
安全運転普及本部 デジタル推進課狭山
TEL:04-2955-5751
FAX:04-2955-5749

ドライバーWeb編集部

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