2021/02/05 新車

タフさ極まる日産の新しいピックアップ&SUV! 新型フロンティア&パスファインダーを同時発表!

日産は2月5日、ピックアップトラック「フロンティア」とSUV「パスファインダー」の新型モデルを発表した。いずれも北米市場で2021年夏より販売を開始する。

新型フロンティアは、北米市場で日産が60年以上もの間培ってきたピックアップトラックの経験を生かし、パワーや性能だけでなく実用性や操縦安定性、さらに最新のテクノロジーを備えている。


●新型フロンティア

一方、パスファインダーは高い耐久性が特徴。新型では、そのタフさに加えて快適性と最先端のコネクテッド技術、そして安全性能の向上が図られている。


●新型パスファインダー

いずれの車種も、事業構造改革「Nissan NEXT」を牽引する新型車だ。

新型フロンティアはどんなクルマ?


新型フロンティアは、アグレッシブでモダンなスタイルが特徴。日産を象徴するモデルある「ダットサントラック ハードボディ」から着想を得たデザインを組み合わせている。

【画像ギャラリー】日産の新型ピックアップトラック、フロンティアの内外装

インターロッキングデザインの新型ヘッドライトと堅牢さを表現するグリル、そしてはっきりとした輪郭のフードを備えたフロントデザインが特徴。どこえも走れる地上高を持ち、重厚な垂直状フェンダーによって耐久性と屈強さを印象づける。リヤ部は、機械で削り出されたような立体的な形状のテールランプが、リヤゲートとボディサイドをしっかり固定しているかのように配置され、これも堅牢さの演出につながっている。

エンジンは、最高出力310馬力の3.8L・V6直噴。9割以上の部品が新開発もしくは改良されている。トランスミッションは9速AT。この新しいトランスミッションは、ロックアップ領域の拡大、レスポンスのよい電動油圧システム、長いインプットシャフトを採用して素早くダイレクトなシフトレスポンスを実現している。

サスペンションは、新型の油圧キャブマウントが走行時におけるキャビンの振動を先代比で80%低減するとともに、同クラスでは唯一となるウレタン製バンプラバーによってダンピングも制御。より滑らかな乗り心地を実現している、さらにフロント&リヤスタビライザーも強化され、車体のロールを軽減してトラクションを向上させている。

4WDモデルには、2WD/4HI/4LOモードを備えた電子制御のパートタイム式シフトオンザフライ4WDシステムを搭載。また4輪リミテッドスリップ制御によって、滑りやすい路面でもトラクションを確保する。ヒルスタートアシストは全車標準、4WDモデルにはヒルディセントコントロールも標準装備となる。

安全装備面では、インテリジェントアラウンドビューモニターに日産の北米モデル初となるオフロードモードを搭載。これは、4LOモードを選択して低車速で走る際、車外に搭載された4台のカメラ映像によって上空からクルマを見下ろしているかのような映像をディスプレイに映し出す。

新型パスファインダーの特徴とは?



35年前の初代デビューから継承される「頑丈さ」に磨きをかけたのが新型パスファインダーだ。力強いフロントフェイス、厚みのあるブリスターフェンダーに加えてフロントオーバーハングの短さも特徴。

【画像ギャラリー】日産の大型SUV、新型パスファインダーの内外装

初代へのオマージュとして、スリースロットグリルと組み合わされたVモーショングリル、C字型のヘッドライト、流れるようなルーフラインなど、ひと目で日産とわかるデザインが取り入れられた。そしてCピラーにはパスファインダーとして初となる2トーンカラー採用もトピック。リヤ部分はやはり初代を彷彿とさせるスクエアな形状だ。

エンジンは、最高出力284馬力/最大トルク259lb-ftを発生させる3.5L・V6直噴を搭載。トランスミッションは新型の9速ATだ。

4WDモデルは、7種類のモードを選択できるドライブ&テレインモードセレクターを備えた新型インテリジェント4WD。このダイレクトカップリング式の4WDシステムは、油圧でクラッチを制御してパワーを伝達、トラクションが低いシーンでも4輪の駆動力をしっかりと路面に伝える。モードは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーイングと多彩だ。

乗車定員は、標準モデルで8人。2列目にキャプテンシートを採用したグレードも設定される。脱着可能(工具必要なし)なセンターコンソールも設け、多彩な使い方をサポートする。

上級グレードには、同モデル初となる日産のPloPILOT Assist(プロパイロット アシスト)を搭載。ステアリング制御とアダプティブクルーズコントロールを組み合わせ、高速道路での巡航時から渋滞時まで運転をサポートする。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

RELATED

RANKING