車内でスマホやタブレットなど、さまざまなネットワーク機器を存分に活用できる車載用Wi-Fiルーターがデビュー。手軽に取り付けられるうえ、お得な料金で使い放題なのもうれしいポイントだ。
通信で車内のエンタメをグレードアップ！
パイオニア カロッツェリアは多くの新製品をリリースしているが、そのなかでも今一番の注目と言えるのが、車載用Wi-Fiルーターの「DCT-WR100D」だ。
車載用Wi-Fiルーターは、自宅やオフィスなどでふだん使っているWi-Fi環境をクルマでも簡単に作り出せるもの。NTTドコモが展開している「docomo in Car Connect」に対応する。
●DCT-WR100D 価格：2万5000円（税別）接続できるネットワーク機器は、スマホ、タブレット、パソコン、ストリーミングメディアプレーヤー、ゲーム機など。もちろんWi-Fi対応のカーナビやディスプレイオーディオにも対応している。
これにより、移動中の車内でも多くの情報が得られるようになり、楽しめるメディアも大幅に増える。利用料金は「使い放題」で１カ月当たり1000円（1年プラン／税別・以下同）と低額。これ以外にWi-Fiルーター本体の購入費が別に2万5000円かかるが、それでも2年間使用の場合1カ月あたり実質2042円だ。最大5台までの機器が同時接続できるので、乗り合わせた家族や友人がそれぞれ使える。
しかも「docomo in Car Connect」はドコモのLTE回線を使用するため山間部やトンネルでもつながりやすく、全国ほとんどのエリアで使用できる。通信速度も十分に速く、走行中でも高画質なストリーミング動画を再生可能だ。
なお、基本的には走行中の使用を想定しているが、アイドリング状態の停車中でも最大1時間（走行前については30分まで）まで利用可能。出発前や休憩時間、目的地に早く到着した場合などにも使える。
この車載Wi-Fiによって手持ちの機器を一段と有効活用できるようになり、今よりもっと便利で楽しいカーライフを満喫できるはずだ。
1カ月当たり1000円で使える！
●1年プラン：1万2000円 1カ月プラン：1500円 1日プラン：500円ストリーミング動画再生も可能
●YouTubeをスマホやタブレットで再生できるのはもちろん、このようにHDMI入力を持つナビの画面で映像を見ることもできる
●ストリーミングメディアプレーヤーをHDMI対応カーナビと組み合わせれば、より多彩なコンテンツを高画質で楽しめる
クルマの中でもパソコンが利用できる
●ノートパソコンを持ち込めばインターネットの閲覧やメールの送受信もできる。ちょっとした仕事を車内でこなせるのだ
後席モニターを使えば退屈知らず
●後席モニターの外部入力とスマホやストリーミングメディアプレーヤー、DCT-WR100Dを接続すれば後席はシアターに早変わり楽ナビと組み合わせて音楽アプリをフル活用できる！
●DCT-WR100Dとテザリング接続をしたスマホでストリーミング系音楽アプリを利用し、楽ナビ「AVIC-CQ911」とBluetooth接続。高音質のノンストップ再生が楽しめる【3ステップですぐに使える！】1.シガーライターソケットから電源を取得してコードを整理
2.本体背面のQRコードからアクセスできるウェブページで利用登録
3.車両の進行方向に対して水平または垂直に本体を設置する
楽ナビ AVIC-RQ911
価格：オープン（編集部調べ実勢価格：12万円前後／税別）今回撮影を行った新型ハスラーには車種専用キットを使用して楽ナビの最上級モデル、AVIC-RQ911を装着。シリーズには予算やニーズに合わせて選べる14機種を用意している。
●スマホをテザリング接続すればスマートループにアクセス。渋滞情報や駐車場満空情報、ガソリン価格情報、天気予報などを取得ネットワーク機能標準搭載のサイバーナビにも注目サイバーナビ AVIC-CQ911-DC
価格：オープン （編集部調べ実勢価格：21万円前後／税別）
●型番末尾が-DCのモデルにネットワークスティックを標準装備。購入から1年間は無料で使用できるカロッツェリアのフラッグシップナビ、「サイバーナビ」も2020年秋に21年モデルがデビュー。上級グレード（型番の末尾が-DC）にはネットワークスティックが標準搭載され、車載Wi-Fi機能を利用できる。ネットワーク機器を接続せずにスマートループ情報の取得やソフトのバージョンアップ、YouTubeの閲覧なども可能だ。スマホやタブレット、ゲーム機などのWi-Fi接続やレコーダーの遠隔再生を行うレコーダーアクセス機能も備えている。
〈文＝浜先秀彰 写真＝澤田和久〉
〈問い合わせ先〉
パイオニア
0120-944-111
http://carrozzeria.jp/
