2020/09/30 カー用品

【市販初の緊急通報機能付き!】パイオニアが通信ドライブレコーダー「ドライブレコーダー+」を発売。月額2178円〜のサブスク型

パイオニアは2020年9月30日、市販ドライブレコーダーとして業界初となる緊急通報機能を備えた通信ドライブレコーダー「ドライブレコーダー+」を発表した。同社のオンラインサイトで11月中旬(予定)より販売する。

ドライブレコーダー+
●TMX-DM04-CS(1カメラタイプ)

ドライブレコーダー+
●TMX-DM04-CS-FRC(2カメラタイプ)


ラインアップは前方録画のみのTMX-DM04-CS(1カメラタイプ)と、前方録画に加え、後方もしくは車内録画用カメラを付属するTMX-DM04-CS-FRC(2カメラタイプ)の2つ。価格は1カメラタイプが月額2178円(税抜1980円)、2カメラタイプが月額2728円(税抜き2480円)のサブスクリプション方式での販売となる。

また、販売に先駆け、クラウドファンディングサービス「Makuake」で9月30日より10月30日まで台数限定で先行販売を開始した。こちらは1カメラタイプのみを、1年分の利用料金を支払う形で2万3980円〜と特別価格で販売する。2年目以降は一般販売よりも割安な月額料金で利用可能だ。
 

市販初の緊急通報機能搭載!

ここ数年来、ドライブレコーダーは万が一の事故への備えのほか、あおり運転対策などにも活用されるようになり多くの人の関心を集め、車両への装着率も高まっている。
 
ドライブレコーダーは、その時の状況をしっかりと記録することはできても、事故やあおり運転など交通トラブルに見舞われるなど、切迫した状況下のドライバーの不安を解消することまではできない。
 
今回パイオニアが発売した「ドライブレコーダー+」は、日本緊急通報サービスが提供する「HELPNET」を利用して警察・消防への迅速な通報ができるほか、JAF(日本自動車連盟)のロードサービスに連携する、市販のドライブレコーダーとしては初となる緊急通報機能を備える。
 
このほか、緊急通報機能に加えて、登録した家族のLINEやメールアドレスにも緊急事態を通知する機能もあり、“つながる”安心と安全を実現したモデルなっている。ちなみに通信方式は4G(LTE)および3Gだ。

ドライブレコーダー+ 

3つの「つながる」安心機能を備える

トラブル対応のプロに「つながる」緊急通報機能
事故時や車両トラブルの際は、ドライブレコーダーから手動で「HELPNET」のオペレーションサービスに通報が可能。オペレーターは状況に応じて警察や消防、JAFロードサービスへ接続してくれる。緊急通報と同時に位置情報や車両情報、ドライバーの名前(登録者)などがオペレーターへ自動送信されるので、土地勘のない場所や、気が動転して説明が困難な状況でも確実に情報を伝えられる。あおり運転を受けるなど切迫した状況でも「HELPNET」に手動でつなげば、オペレーターを通して警察に通報できる。事故や交通トラブルに対する不安やストレスを減らし、安心してクルマに乗れる環境を実現する。
また、強い衝撃を検知した場合には自動で緊急通報を行う。オペレーターの問いかけに応答がない場合は速やかに救助を要請してくれる。
 
見守り機能で家族に「つながる
緊急通報と同時に、登録されたLINEやメールアドレスに自動で通知し、家族が緊急事態をリアルタイムで把握できる見守り機能を搭載。トラブル発生時のみ通知されるので、プライバシーを守りながら家族を見守れる安心機能だ。
 
AI分析を活用した高度な安全運転支援システムに「つながる」事故防止機能
パイオニア独自の先進安全運転支援システム「インテリジェント パイロット(Intelligent Pilot)」を搭載。13年以上にわたり蓄積したプローブデータにより、全国で約60万以上の事故リスク地点で、ドライバーの事故リスクを事前に予測し注意喚起する。日常的に使用する道でも、その時の状況に応じた本当に危険な時だけ警告を発する。例えば、夜に雨が降っている状態で過去に事故が発生した場所であるといった情報を基に事故や危険を予測。事故リスクが高い場所であると判断した場合に注意喚起するなど、ドライバーの警告慣れを防ぎ安全運転を支援する。メッセージは約800種のバリエーションがあるという。
 
※「インテリジェント パイロット」は、パイオニア独自のデジタル地図データと長年蓄積したプローブデータを活用し、事故多発地点やヒヤリハットにつながる急減速多発地点などのプローブデータや天候、運転傾向などを統合的に事故や危険を予測。個々の車両が現在置かれている状況に合わせて注意喚起や警告をするシステム。

ドライブレコーダーとしての機能も十分

これらの安心機能のほか、ドライブレコーダーでは初となる「あおりみなされ予防機能」を搭載。ドライバーが意図せずにあおり運転を行い、加害者になることを未然に防ぐものだ。
また、衝撃検知機能や急加速/減速、急ハンドルといった危険な挙動を警告するドライブサポート機能も備える。

ドライブレコーダー+
●あおりみなされ予防機能


●安全運転サポート機能(アラートの一例)

ドライブレコーダー+
●危険挙動警告(急ブレーキ)

 
ドライブレコーダーとしての機能は200万画素のCMOSセンサーを搭載。高画質なフルHD(1920ピクセル×1080ピクセル)で記録。画角は水平122°、垂直63°、対角151°となっている。GPSやGセンサー、バッテリーを搭載するなど、基本機能は十分。
また、本体にはタッチ操作が可能な2.4インチ液晶モニターのほか、大型スピーカーや複数のマイクなど、走行中の緊急通報でもクリアな会話が可能なインターフェースを採用する。
 

初期費用を抑えたサブスクリプション方式

「ドライブレコーダー+」は、本体(端末)価格と通信サービス利用料を含むサブスクリプションサービスとして提供するドライブレコーダーとしては新たな試みにより販売されるも特徴だ。初期購入費用を抑えた月額料金により、通信ドライブレコーダーの各機能、緊急通報時のオペレーターサービスなど、「つながる」サービスを利用できる。
 
[価格]
TMX-DM04-CS(1カメラタイプ):2178円/月(税別1980円/月)
TMX-DM04-CS-FRC(2カメラタイプ):2728円/月(税別2480円/月)
※契約時に、事務手数料として2200円(税別2000円)が必要
 
[発売予定]
2020年11月中旬
※パイオニアWebサイト内オンラインストア(11月中旬公開予定)にて販売
 
Makuakeで特別価格で先行販売
2020年9月30日(水)から10月30日(金)まで、新しいものや体験を応援購入できるクラウドファンディング「Makuake」にて、1カメラモデルを2万3980円(税別2万1800円)〜の特別価格で先行販売する。2年目以降は一般販売価格よりも割安な価格で利用可能。先行販売は台数限定なので、早めの購入が吉だ。
 
Makuakeプロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/driverecorder-plus/
 


なお、「ドライブレコーダー+」には、あおり運転抑止に役立つ「ドライブレコーダー」ステッカーが付属。
発売に先立ち、関東三大不動のひとつである、高幡不動尊金剛寺にて「ドライブレコーダー+」を利用するドライバーの交通安全を祈願。また、売り上げの一部を交通安全を目指す活動への寄付を予定するなど、安心・安全なドライブをサポートする「ドライブレコーダー+」を利用する人はもちろん、より多くの人に安心・安全を届ける取り組みも行っている。




ドライブレコーダー+ドライブレコーダー+
●発売に先立ち、「ドライブレコーダー+」を利用するドライバーの交通安全を祈願


〈文=ドライバーWeb編集部〉

ドライバーWeb編集部

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