2019/04/23 ニュース

トヨタとマツダの蜜月ぶりの象徴? ハイエースのOEM版「ボンゴブローニイバン」登場

マツダは2019年4月23日、新型「ボンゴブローニイバン」を同年5月13日に発売すると発表した。このボンゴブローニイバンは、トヨタ ハイエースのOEM版。ラインアップは下記のとおり。ボディは標準タイプのみで、ワイドボディやハイルーフなどの設定はない。
■バリエーション&価格
駆動方式エンジングレード変速機価格エコカー減税率(取得税/重量税)
4WD2.8リッター直4ディーゼルターボGL6速AT359万4240円免税
DX338万7960円
FR2リッター直4GL264万8160円50%/50%
DX242万1360円
「ボンゴ」とはマツダの商用車で、現在はバンとトラックをラインアップ。「ボンゴブローニイバン」は、それらに加わる新しい商用バンである。「ブローニイ」は、「力強い」とか「ひとまわり大きい」という意味のサブネームで、初出は1983年。ボンゴをベースとしてボディが大きいタイプの上位クラスとして長らく設定されてきたが、2010年を最後にモデル廃止。今回の復活は、約9年越しということになる。
●ボンゴバン(写真)とトラックはもちろん継続販売

●1983年に発売されたボンゴブローニイバン
今回の復活劇は、トヨタとマツダの蜜月ぶりの象徴といえるだろう。ご存じのとおり、さまざまな分野で協業を進める両社だが、まさかトヨタの虎の子ともいえるハイエースをマツダにOEM供給するとは……。かつて、レジアスエースとの車名でハイエースをチャンネル違いで発売するときにもいろいろと苦労したという話を聞いたが、今回はメーカーの垣根を越えるわけである。費やしたエネルギーは生半可ではなかった?と想像。そういえば、北米ヤリス。ハッチバックもデミオベースとなり、セダンも含めて北米仕様のヤリスはすべてマツダ製(メキシコ工場)となったのも記憶に新しい。https://driver-web.jp/articles/detail/16301/じつは、本家ハイエースにはビッグマイナーチェンジのウワサが絶えなかった。海外ショーなどで出展されたいわゆる“300系”とは別に、現行の200系もそろそろ大きなテコ入れがありそう……と思いきや、今回のマツダ版の登場。近々の改良は“なくなった”と見ていいだろう。
●マツダ版になった証はエンブレムのみ。マツダディーラーでも結構売れちゃうんだろうな……
https://www.mazda.co.jp〈文=編集部〉 

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